自動車保険とは

はじめての自動車保険

自動車保険とは(自動車保険の現状)

交通事故は全般的には減少傾向にあると言われていますが、しかし絶対的な交通事故件数面での車による死亡事故や傷害事故も多数発生しています。平成24年のデータでみると、約66万件強の交通事故が発生しています。こうした中で近年、高齢者による運転ミスや無免許運転による事故が増加しているようです。こうした事故(リスク)に対応(ヘッジ)するものとして自動車保険があります、この自動車保険には、車を所有したら誰でも強制的に加入しなければいけない自賠責保険と、加入するかどうかは個人の意思に任され任意保険があります。
一方、普段の生活の中で見かける自動車をのうち、任意保険に加入している車は約3台に2台と言われ、逆の言い方をすれば走っている自動車3台のうち1台の割合で任意保険に入っていない自動車ということになります。ある調査データによる任意保険の種類別の加入状況は次のとおりになっています。対人賠償・対物賠償とも約7割強、搭乗者傷害約6割弱、車両保険にいたっては半数にも満たない加入率になっています。(日本損害保険協会調べ)
このような結果は、車を持ったら任意保険に加入するのが当たり前という社会的常識からみれば、意外な結果とも言えます。そうした車が事故を起し、人を死傷させたり、物に損害を与えたりすると、損害分は自賠責保険(対人のみ賠償責任、対物は除外になっている)の超過分は、自分のお金で、補償・支払うことになります。事故に対する対人賠償金額も3億円を超える高額判例も見られます。いずれにしても自動車保険は車に乗る限り不可欠な商品であり、しっかりとリスクに備えておく責任があります。